「うたくじら〜男性合唱、ギターと鳴り物のために〜」雑考?/赤青黄
 
ろうな)を鳴らす。その後音程を山なりに下げていき、ある程度音程が下がったら、息継ぎも兼ねて、最初に出した音程から発声し直す。二番手は図のように一番手より少し遅れて、また一番より少し低い音程のU母音を発声し、同様に音程を下げて行く。三番手以下も同じようにする。途中、様々なパーカッションがなったり、「シュッシュツ」みたいな音が入ったりする。

さて、上にも書いたように若林先生は六人の独唱群を「響きの遠近として、母体的な音響を発する黒子的な〜響きの島〜」としておいている。また鯨に対して若林先生は

〜この海に還っていった哺乳類の先達に、深いノスタルジーを感ぜずにはいられない。〜

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