骨を抱く/ホロウ・シカエルボク
れた
心の片隅を照らすんだ
同じリフがずっと繰り返されてる
合図を出すやつがいなくなったから
誰も家に帰ることが出来ない
喉が潰れるまで繰り返すしかない
幾度となく迷いながら見つけた
欲望の歌を
僕らは骨を抱く
失われたビートに泣きながら
独りぼっちを確かめるために
心の片隅を照らして
誰かがずっと言葉を綴り続けることも
誰かがずっとステップを踏み続けることも
足跡や足音を
呼吸や発声を
失意と熱意や
静けさと喧騒
それは街角のようにいつも佇んで
例えば人気のない道の向こうに
ただ眠らないために見る夢は
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