【レビュー】雲雀料理11号の感想 4/4/mizu K
 
を詳細に鑑賞し記憶に留めようとする。モチーフから意味を読みとろうとする人。絵よりも隣の恋人のことが気になって気になってしょうがない人。またある人は絵の具の匂いをかいだり。人によっては、たとえば美術館等の建物の空間そのものを楽しんでいる人もいるだろう。私の場合、美術的知識も審美眼もさっぱりなので、もっぱら絵の雰囲気や気配といったものをそれとなく感じてわかったふりをするくらいが精いっぱいなのだけれど。

雲雀料理11号の表紙をパッと見た印象は、なんだかよくわからないなあ、というものだった。絵は荒々しく昏く、明確には描かれていないので一瞬そこに何があるのかわからず、ややとまどう。版画だろうか?それか
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