【レビュー】雲雀料理11号の感想 1/4/mizu K
、誰にも認識されずにさまよう透明人間の、自身の存在を主張するような、ある種の叫びなのかもしれない。
■ 細川航さん『無言歌 v 』http://hibariryouri.web.fc2.com/11/wataru1.htm
先の原口さんの作品にはかすかながらも声があった。けれども声のない無言になった歌には、耳を圧するほどの静けさと、こちらがふるえるほどの峻厳さが内包されている。ときには歌い手を引き裂くほどに。
ここでは色に注目してみたのだけれど、〈花畑〉の色とりどりの色彩にあふれたイメージからから、〈火〉、〈赤い糸〉と単色の「赤」に限定されていき、おそらく切った
[次のページ]
戻る 編 削 Point(4)