そして最後に置かれた死のかたちは揺れるようにもがき続けるだろう/ホロウ・シカエルボク
 
ど孤独が色濃くなるように
降り積もるものは墓標としての役割を持つのだ
それはたったひとつの死のためではなくまるで連続しているかのような象徴としての
象徴としての死のために創造される果てしない墓標だ
創造されるものたちはそんな死を描くためにあるんだと思ったことはないか
例えば描かれた光は必ず未来のものではなくその瞬間の記憶の死体を記したものだ
書き連ねれば書き連ねるほど孤独が色濃くなる理由というのはきっとそういうことなのさ
それでも書くというのならばその中で生きていくという覚悟をすることさ
精神の構造の窓辺にもたれて降り積もるものに黙って耳を澄ましているべきなのさ
それは希望でも絶
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