殺しに至る感情のライン (Circle)/ホロウ・シカエルボク
 
垂らし呪いにする、効くかどうかなんて問題じゃない、なにかしらの軌跡が必要なのだ、それが詩というものだ、詩であり、血であり、死だ、それらはすべて連続している、そうだろう?変わり続けながら、円を描き続ける、それは必ずそういう形に収まるように出来ている、人間のままでは無理なのだ、人間のままでは…判るだろう、俺は人間であり、人間でないもののように生きることは出来ない、人間の定義とはなんだ、詩であり、血であり―死だ、街の中で目を閉じれば、そこに無数の死が存在し続けているのが判るはずだ、それが歴史というものだからだ、俺は死の上を歩き、今日の生を上塗りする、上塗りされた生は一瞬脈打ち、死の記録になる、動かなくな
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