殺しに至る感情のライン (Circle)/ホロウ・シカエルボク
遠い分だけ、死んだままになるんだ、死んだままになるんだよ、目をむいて、涎を垂らして…まるで死んでからいままでずっと、死に続けてでもいるように―シンプルな構成のロックンロールが頭をよぎる、とても有名な曲だけれど題名が思い出せない、寝床は血液に漬かり、純度の高いドラッグみたいな甘い匂い、ビートの向こうへ連れて行っておくれ、神など要らない、すべてを吹き飛ばしてくれる叫びのような風があれば…夢の中で眼を見開くと第三世界だ、そこには異形なものだけが蠢いている、それを作ったのはお前だと誰かが言う、それはすべてお前の中で構築されたものだよと、俺は叫んで見せるが、望まれる叫びには足りない、まるで足りない、叫びは足
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