君と僕の世代論/yamadahifumi
 

かつて詩人であった僕達が残した遺跡の数々を見出して

そうして懐かしくも寂しい思いに駆られる事だろう

・・・君は思い出したまえ 君が食べたパンは

昔、キリストが変える事を拒んだパンだという事を

そして、今、君はキリストの肖像をビリビリに破って

そうしてようやく、最初の一歩を踏み出す

現在という名の古代においては君こそが

「近代人」の名にふさわしい

君が裸でいればいるほどに、人々は

君が豪奢な衣裳を身にまとっていると勘違いするだろう

・・・君は君を知りたまえ

その時、君は僕に出会う

すると君は知るだろう

時の別名が「僕」
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