老い/葉leaf
 
向かうという共通の精神を持ちながら、遠く隔たった場所に理想を設定していて決して交わらなかったのだ。

職が決まって働き始めるまでの猶予の期間、長じた私は農作業を深く手伝うようになった。父はもう70歳くらいになっていたが、いまだに現役の農夫だった。私は就職活動で鍛えられた積極精神で、仕事を精力的にこなすことが多かった。私は特に力仕事に精を出した。農協から運ばれてきた一袋20?の肥料を多数倉庫へと移動する作業など、私がすべて行った。そんなとき、父はとても満足そうな雰囲気を漂わせるのだった。私はそんなとき、父の老いを感じた。あるいは、父の死に対する覚悟を感じた。父は未だに私の至らなさを厳しく叱責する
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