戯曲(高校編)/星☆風馬
念すべき日よ。天国地獄の分岐点、あなたとわたしの分かれ道、谷岡さん、あなたはこれから先、下るだけ。がんばって。せいぜいなってもソープランドの有名人ぐらいが関の山だろうけど。テレビでわたしが古館さんの隣に座ってても嫉妬しないでね、あはは。あなたの成績だったら九大の文学部ぐらいだったら入れたのに、バカね。こんな落ちこぼれのバカヒサシと不純異性交遊?汚らしい。
幸子 わたしたち何をすればいいの?
小林 反省すればいいのよ。わたしと成績1、2を争うライバルだった谷岡幸子がこんなみじめになりましたって、これから全校生徒の前で謝るの
寿 谷岡は謝る必要なんてない!
小林 そう、だったらそれで
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