戯曲(高校編)/星☆風馬
 
れでもかまわない。あなたたちの口、縛りあげて、代わりにわたしが言ってあげるから
寿   卑怯だぞ!
小林  あなたの口、縛った方がよさそうね
寿   やめろ、やめろー!(小林に口を縛られる)フグー、フグー、、、
小林  谷岡さん、どうするの?
幸子  わかったわ、言うとおりにする
小林  それが正しい選択よ

―暗― 

寿、幸子、縛られたまま倒れている
寿、口も拘束、悶えている

幸子  わたしは今日、退学になりました。みんなからお金を盗んだのはわたしです。寿くんは手伝ってくれただけ。寿くんに罪はありません。全部わたしのせいです。だからわたしを罰してください。寿くんを責
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