世界が振り向くまで/yamadahifumi
 
だけ

全てを『僕』の中で完結させるのは、ひとりよがりな事だろうか・・・?

だが、外界があらゆる無意味な騒乱の元に置かれている時

自分の内部に一つの宇宙を発見する事は、おそらく

全ての人にとって罪だとしても、天界におられるあのお方にとっては

罪ではないに違いない・・・

僕は神を信じてはいないが 少なくとも

人間よりも優れた美しいものがあるとは常々感じている・・・

芸術家達はいつも、その片鱗を僕達に見せ

そして、その短い生をとりあえずの所、『人間』として終えたのだ・・・

そんな事を言っている間に、僕のこの詩は長たらしいものとなり

自分が
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