どこで、なにが、なにを、すべての疑問は泳がせておけばいい/ホロウ・シカエルボク
 
アルな現在かもしれない、確かに動いているものはリアルな現在だ、それはうんざりするくらいシンプルな言い草だ、だけど他にどんな風に言える?そうとしか言えないことだってこの世の中にはある、動かせない宿命を持った石のように、確立されている、そんなものは無関係な周辺のものにしかない、だからシンプルにならざるを得ないのかもしれない、本当のところは判らない、だってそれは無関係な周辺にしか存在しないからだろう、ほら、いつの間にか時間を飛び越えてディスプレイを睨みながらキーボードを叩いている、時間を飛び越えていることを思い出すのだ、そして現在を疑うのだ、そしてこんなものにはどんな意味も存在しない、風の似顔絵を書いて
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