ぼくと、君と、ぼくらのクラスは最強だから。 #3/創輝
 
   ……ねぇ、どこまで行こっか
 僕達は裸足のままで学校という世界から逃げ出したんだ。
 君は唖然としていたけど、いきなり微笑んでくれて

じゃあ あの山に登ってみない?

 いつも君がぼんやり眺めていた山を指差した。
 無論、行く当ての無い僕らは頷く。
 だけど、追いかけていた大人は血相を変えて怒鳴ってくる。
「馬鹿者!!あそこに入ったら生きては戻れん!」

 え?
 生きててほしいの?馬鹿な僕らに。
 そんなのごめんだよ。 存在を否定されるだけの世界にいるくらいならあのヤマで朽ち果てた方がまだマシなのに。
 皆おんなじこと考えてた
 生きて帰りたい なんて、大げ
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