俺は詞を書いた/YAMATOMO
たりなラヴソングが流れ
ありきたりな詞が ちっぽけな愛を語り
絵に書いたような幸せな結末で終焉を迎えた。
俺は何も考えられないほどにカラッポになっちまってる。
君の周りに溢れる花束と一つのテープが
遠い遠いどっか遠いところに飛んでいくのを見ては呆然と。
俺は何もできなかったと思い知る。
俺は一つの詞を書いた
それは 心の温まる恋愛の詞ではなく
それは 最後に別れを経験するものでも
まして 最後に結ばれて幸せになるものでもない
俺は一つの詞を書いた
それは 遠い遠い場所にいる君とは絶対に出会わない
ずっと すれ違いの詞でもう思い出
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