ガラス瓶の惑星/ぎへいじ
 
広がり
葡萄の記憶を残して


この小瓶は ひとつの生命体が到達してしまった終着点か 完成形か
ほんの僅か 酒石酸の朽ちた遺跡を黄金の海に沈め


彼らは もう 必要ない



すみせーん
酔ってしまいました。
ワイン飲みすぎました。
この話しの続きは
ホタルブクロの花が雨に濡れる季節を少し過ぎた
渇いた空気を感じる黄昏時に白ワインを飲みながら


さてと 何処まででしたか今度は大瓶の惑星を この封印を切って滅ぼそう

キャプが吹き飛ぶ
いや キャプをつけたままビンの口が吹き飛んだのに気付いたのは 天井まで噴き上げた液体を見た後で

これは何だ
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