ガラス瓶の惑星/ぎへいじ
 

うますぎるぞ
いや そうではない
この惨状は どうしたんだ

2本目はもっとひどかった指が吹き飛ぶ様な衝撃で
分厚いガラスの壁を内側から圧力をかけて破壊する気体を見た

炭酸

こうして お酒の夢は泡になってしまった

ただそれだけの お話し

太古の昔から
命溢れ出した時代から呼吸とひきかえに
今では強力な火力と化学反応で溢れさせている気体

恐竜達が吐き散らした二酸化炭素は今何処に隠れている



ガラス瓶の惑星の運命と
私達の惑星とは違う

違うが 崩壊への繰り返しの坂道の前で 理由も分からす気がつかないまま ちょっとした弾みで この星のビンのキャプに誰かが
指をかけている

いやいや
よっばらいの戯言ですよ

人類は今のやり方で 何処までやって行けるんだろ

いやいや
酔っばらいの たわごとですから


まだ 隕石は墜ちてこない

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