ガラス瓶の惑星/ぎへいじ
だ
うますぎるぞ
いや そうではない
この惨状は どうしたんだ
2本目はもっとひどかった指が吹き飛ぶ様な衝撃で
分厚いガラスの壁を内側から圧力をかけて破壊する気体を見た
炭酸
こうして お酒の夢は泡になってしまった
ただそれだけの お話し
太古の昔から
命溢れ出した時代から呼吸とひきかえに
今では強力な火力と化学反応で溢れさせている気体
恐竜達が吐き散らした二酸化炭素は今何処に隠れている
ガラス瓶の惑星の運命と
私達の惑星とは違う
違うが 崩壊への繰り返しの坂道の前で 理由も分からす気がつかないまま ちょっとした弾みで この星のビンのキャプに誰かが
指をかけている
いやいや
よっばらいの戯言ですよ
人類は今のやり方で 何処までやって行けるんだろ
いやいや
酔っばらいの たわごとですから
まだ 隕石は墜ちてこない
戻る 編 削 Point(13)