ジェンダー/はなもとあお
【ジェンダー】
そのひとらしさ
家族のまえで
社会のなかで
自分として
どんな役割をになえるのか
女性らしさと母親像は相反しないか
男性らしさと父親像は相反しないか
ひとつしかない顔と身体で
どうやって
無理なく
いくつもの表情を持って生きていけるのだろう
わからない
わたしには、まだ、わからない
子どもを産んだ
そのときに
わたしは母としてうまれた
母として生きるのにその基準をつくるのは
子どもだったわたしのおもい、だ
そしてまた
母親であることだけがわたしを生かした
夫に尽くす女性らしさは
子どもへの教育への矛盾
つまり子どもにいく
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