ぼくと子猫のみゃーお/済谷川蛍
 
ているのに気付きました。ぼくはとても不安になりました。そして外に出ました。近くを探したけどどこにもいません。自転車に乗って公園に行きました。よくそこに散歩に来ていたからです。女の子が二人ぶらんこで遊んでいて、ぼくは「猫を見なかったですか」と聞きました。女の子たちは顔を見合わせて「見てなーい」と言いました。ぼくは公園を探すことにしました。「みゃーお、みゃーお」と呼びました。女の子たちがやってきて、「いっしょに探してあげる」と言ってくれました。ぼくはとても嬉しかったです。そして僕と女の子たちは「みゃーお」と言いながら草のかげや、みぞなどを探しました。自転車に乗ったお兄さんたちが5人やってきて「何やって
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