ぼくと子猫のみゃーお/済谷川蛍
ってんだ」と言ったから、ぼくはおそるおそるわけを話しました。すると「探してやろーぜ」と言ってくれました。そしてぼくの家を聞いて、そのへんを三人のひとが探してくれて、残りのひとは公園でいっしょに探すことになりました。
だんだんと空が暗くなってきました。公園にある倉庫みたいなところの裏から音がしたので見ました。すると男の子が立ちションをしていました! ぼくは「ごめんね」と言って逃げ出しました。そして公園を出て公園の近くの溝を歩いて見ることにしました。しばらくして向こうからおじさんが歩いてきて「なにか探してるのか」と聞いてきました。ぼくは「猫を探してます」と言いました。おじさんは「見てないなあ」と言
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