ぼくと子猫のみゃーお/済谷川蛍
かられたとき、泣きたいときにぼくは自分の部屋でみゃーおを抱きしめます。みゃーおは「みゃーお」と鳴いてぼくをなぐさめてくれます。ぼくはそういうとき嬉しくて涙が出てしまいます。みゃーおは本当に可愛いし、温かいです。でもぼくは一度だけみゃーおにひどいことをしてしまったことがあります。
ぼくはその日、友達をたくさん家に呼んでプレステをして遊んでいました。対戦で盛り上がったりしてとても楽しかったです。みゃーおは鳴いていましたがぼくは対戦が忙しくて無視していました。そして夕方になって友達がみんな帰っていきました。ふとみゃーおが恋しくなって探しました。でもどこにもいません。そして畳の部屋の網戸が半分開いてい
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