ぼくと子猫のみゃーお/済谷川蛍
 
得する練習をしたりしていた。お父さんの車の音が聞こえた。ぼくは少し緊張した。
 「ただいまー」
 ついに帰ってきた!
 「おかえりー」とぼくとお母さんは声を揃えて言った。ぼくは子猫を抱いてお父さんに見せた。
 「ありゃ」とお父さんは言った。ぼくは説得した。お父さんは難なく許してくれた。お父さんも子猫を気に入ってくれたようだった。
 子猫が「みゃーお」と可愛く鳴いた。そこでぼくは「この子の名前は"みゃーお"だ!」と言った。お父さんとお母さんは幸せそうに笑った。

 ぼくはみゃーおが可愛くてしかたがないです。特に、テストの点が悪くてお父さんとお母さんにこっぴどくしから
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