あらゆるものが性急なスピードでこぼれ落ちていく/ホロウ・シカエルボク
と俺は解釈した、俺は蛍光灯を見つめて…死体になるのだろうか、と考えた、今ではない、それはもちろん今ではないが…まるで死を学んでいるみたいな瞬間だった、そう思ったのだ、まるで、死を体験しているようだと…身体が落ち着いてくると、湿気がまとわりついてくるのが判った、ゆっくりと身体を起こし、リビングに向かった、エアコンのスイッチを入れて…最近エアコンってタイトルの詩を書いたっけ…?ああ、書いた、確かに書いたな、だけどそんなこと、思い出す必要なんてないじゃないか…ただ、エアコンのスイッチを入れただけのことで…!ソファーに横になると、そのまま眠れそうな気がした、様々なことが手つかずで残っているが、もう、動く気
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