エアコン/ホロウ・シカエルボク
 
カプセルみたいなのに入れとかなくていいんだろうか、とちょっと思ったけれど、そういや俺も家で生まれたんだっけなんて話を思い出してそこそこ安心して眠った、疲れていたのか、昼ごろまでぐっすり眠った、女の方は何度か乳をやったりしてたらしいが…


朝になって、女は病院に電話をして、それからタクシーを呼んだ、ほんとうにありがとう、と何度も言いながら…いいってことヨ、と俺はイイヤツみたいに言って、ニカッと笑った、そして、なあ、その子、時々見せに来てくれないかい、と言った、女は微笑んで、いいわよ、と答えた、そしてタクシーに乗り込み、手を振りながら遠ざかって…女を見送ってしまうと、俺の身体は異様なまでの疲
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