KARADAからでてくることば 〜真美鳥のアルバム『ピラニア』 について〜/さわ田マヨネ
そんな時期にだされたこのアルバムが、じゃあいったいどういうものなのかという ことなのだけれど、実はまだ上手く捉えきれてなかったりする。そこまで難解とい う手ざわりがある訳でもないのだけど、決してわかりやすいというものでもないと 思う。
このアルバムはとにかく形容しずらいものではあるのだけれど、音楽のジャンルと しては、とりあえず当時まだ形をたもっていたフリー(ク)フォークのムーブメン トにくくってみてもいいのかもしれない。フリークフォークってなにって感じだけ ど、なんだろう、うたてきなものにフォーカスをあてていった運動のようだとまず は思える。うたてきなものってなにって感じだけど、それはほ
[次のページ]
戻る 編 削 Point(2)