KARADAからでてくることば 〜真美鳥のアルバム『ピラニア』 について〜/さわ田マヨネ
はほんとなんだろう、別 にうたわれてなくてもうたが息づいていればうたてきなのだろうし、なんだか叙情 だったり郷愁だったりという気分的なものに寄るところが大きいのかもしれない。 ただそれがポップに響くことがあったとしても、ポップミュージックの定義とは違 うポップさであるようには思える。なに言ってるのかわからなくなってきた。結局 はイギリスで着火して広がっていったような、いわゆるインディロックシーンとは 違うところで、なんかおもしろいことやってるなっていう人たちをとりあえずひと くくりにしたのがこのシーンの実態だったりする。だったりもするし、自覚的では ないのかもしれないけれど、このアルバムはどこかこ
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