KARADAからでてくることば 〜真美鳥のアルバム『ピラニア』 について〜/さわ田マヨネ
もそも単純に語感がいいから”君等”という言葉が使われているっていうのは絶対 にある。言葉を出すってそういうものだとは思う。結局気持ちだったり気分のよう なものが伝わればその時点で勝ちなのかもしれない。ふっと口ずさんでしまうよう な魅力的なうただねっていうところにこの曲はなんだかんだ行き着くのかもしれな い。ただやっぱり人の存在がつかめないっていうひっかかりが残っていたりする。
そういうのをいったりきたりしていて、つまりバランスだったり落としどころが絶 妙で、もう5年近くこの曲を聴きつづけている。
他の曲もすごく聴き応えがある。 全体の流れをみてもこのアルバムは秀逸で、ほんとすごくよくでき
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