ピエタ/ドクダミ五十号
神と人間の間に 交わされた契約の更新
イエス自身にも大きな苦悩があったでしょう
ユダヤの肉による利 つまり 現世での利益を破棄し
精神 または 心の 利益に 更新しようとする試みは
当時のユダヤ教の大多数の信仰とは あまりに違い
ユダヤ教の一宗派としての キリスト教は
多くの矛盾と 迫害とを産んで いましたから
どこかクムラン教団的な 二元論 肉体と精神の狭間
ヘブライ人達には無かった 人間を二面性のあるものとする
救いは 遂に死によって 証明されるべきであった
マリアがそれを知っていたとしても 何の不思議も無いのです
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