Come as you are/ホロウ・シカエルボク
出来を誇りたいならあっちに行って論文でも書いてるんだな、そんなもの、小難しい顔した奴らの餌にしてやればいい、そう、何かしらネタが無ければ話しも始められない連中の為にさ、キャットフードのように投げ出してやればいい、ディスカッションで詩情が生まれることはないよ、詩ってのはひとりで書くもんだ、たったひとりだけの、自分自身の為に延々と書かれる経文みたいなものさ、俺は集団を信じない、俺は宗教を信じない、俺は国を信じない、俺は世界を信じない、なぜなら俺には俺だけの経文があり、なぜなら俺には俺だけの神がある、それは俺の奥底にうずくまって俺のことを待っている、俺は生きてるうちにそこに辿りつきたい、自分に出来る限り
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