生まれを鎮めるためのなにか (The Collection)/ホロウ・シカエルボク
 
プレイに向かって、キーボードを叩いて、欲しいものはいつでも同じものさ、それはいつだって決まってるんだ、生まれを鎮めるためのなにか、生まれをとろけさせる絶対的な何か、餌に群がる家畜のように俺はそいつを欲しがってるんだ、だけどそいつには家畜の餌とは決定的に違うところがあり、尚且つまるで同じところもある、つまりそれは餌には違いないんだ、食事とは違う、もっと根源的に魂を潤わせるなにか、だけどそれは誰かが目の前に投げ込んでくれるようなものでは決してなく、必ず自分がどこかから掘り出してこなければならないものだ、それが家畜の餌とは決定的に違うところさ、俺はそれを掘り出して屠らなければならないのだ、こんな時間に身
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