どうしてもそれをみずの色だなんて言いたくない/ゼンメツ
、
あーあ良かったね
なんて突き飛ばしたくちの咲きを、ていねいに刈ってやるかのよう、両足を振り上げ、
(また、
ばんざいしてみせた
その、あざとい隙間には、
「いつまでも大切に持っていてくださいね」
なんていう空空しさの他に、
どんなことが、書いてあったっけか
(シったことか……
暗いというだけで見ることのできなくなる、
そんなにも迂闊な部屋で、
知っただけぬぎ散らかして白骨したい
(シたく、ない、
、
、
どうでも、
(どうでもいい、ことばかりだと思いますから、どうとでも、
いい子として、境界をとび越えてくる鳥たち
には名前があてられていなくて、
それ
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