温い感触の鎮魂歌/ホロウ・シカエルボク
ないか!あんたが垂れ流しているそれは詩なのか小説なのか?はたまた歌か、それとも温度に迷ったままのラヴ・レターなのか?突然にそんなものを聞かされる方の身にもなって喋って欲しいな、不意をつかれておれは困惑してしまった―もっとも、夢の中で起こることにいちいち困惑してたら、脳細胞がいくつあっても足りゃあしないけどさ…少なくともそんなトークは、ちょっと気の利いたポップ・ソングや、まるで気の利かないハード・ロックや、気を利かそうなんてまるで考えもしていない古臭いロックンロールなんかの煽り文句に使うには、ちょっといろいろなものを含み過ぎてるぜ…そんなことくっちゃべってたら、チャック・ベリーが例のステップを踏み損
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