HHM講評/香瀬
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ある作品について語るとき、作品内で用いられている語彙やその連関のみに注目するか、その語彙や連関が誘起する作品外のものもカバーするか、――作品の内/外とは何かという議論は抜きにして――どちらにしても読者の経験やセンスに依る部分は多い印象を持ちます。ある作品について語る際、個人的な感慨を吐露することをよしとしない、そんな傾向が批評にはあるのではないかとcaseの偏見が実はありました。こうした思いもあり、HHMではエッセイなども広く募集したのでありますが、本投稿作で、るるりら氏が山人「生活」から得られた感慨を述べる部分は、と
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