受け入れても受け入れても現実は深く牙で僕の/竜門勇気
好きな子が出来ても
誰かの手を引いて遠い場所へ
行ってしまう
受け入れた そして絶望はしたが
したが それぐらいで済んだ
友達に嫌われた
仲直りしたかったけど
もうそんなことに使うプライドすらなかった
栄光を探すんだ
かつてあった気がする
あったかい日があったような気がする
気がする頼みか
自分の気分の寝込みを襲え
喋り屋が僕の心臓の脇にスイッチを取り付ける
金がなかった
人に渡すために稼がなきゃならなかった
わざわざ稼いで
右から左だ
覚えはあったけど
こんなことになるなんて
なんて言うほど
大した額でもねー
生きるには
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