僕が思う現代詩と合唱の関係について(3)/赤青黄
の呼び込みで何度この言葉を言われたか分からない。そして、勧誘した後後ろ
でこそこそと「合唱ってなんかキモイよね」と言われるのである。実際聞くに堪えないこ
とも何回か言われたことがある。
これを、僕は合唱に対する「偏見」と呼んでいる。
だが、これは別に合唱だけに起こる問題ではない。どんなスポーツだろうと、どんな芸術
だろうと、どんな社会にも確かに偏見は存在する。例えは挙げるまでもない。誰だって一
度は経験したことがあるはずだ。「ええーこれって何々じゃないの?」ということが。
そう、偏見があること自体は別に何の問題ではないのである。
肝心なのは、その偏見の「振り払い方」
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