【HHM参加作品】きみはゼロ年代最高のカルトホラー『バーサーカー』を見たか/古月
、いつまでたっても追いついてこないジジイを心配して、様子を見に雑貨店に戻ってくる。
そこには殺されたジジイの、血まみれのジャケットが落ちていた。
グラニーのババアもこれくらい片づければいいのに……。ほんと愚かなババアである。
「どうすればいいんだ……」
途方に暮れるジジイに、もうひとりのジジイが檄を飛ばす。
「メソメソすんな。復讐してやる!」
こうして、爺さん婆さんバイカー軍団vs食人一家の、因縁の戦いの幕が切って落とされるのであった。
ティナが目覚めると、また新聞に覆われた小部屋の中だった。
ふと気がつくと、窓の外から声が聞こえてきた。死んだ父親の声だ。見ると、死んだはずの家
[次のページ]
戻る 編 削 Point(1)