【HHM参加作品】きみはゼロ年代最高のカルトホラー『バーサーカー』を見たか/古月
子供たちを連れて彼女の家を訪ねる父親。
なんかわけわからん崖みたいな道を降りて辿りついた先は、先ほどの小奇麗な雑貨店とは全く違う、廃屋みたいなボロボロの家だった。
この時点でヤバイ臭プンプンなのだが、父親も母親もアホだから、この期に及んでまだ「帰ったら失礼に当たる」とか考えてる。完全に危機感ゼロである。アメリカの田舎が食人族のメッカだなんてことは、いまどき子供でも知っているというのに。
家の中に入ると、そこは、あのゴミクズみたいな家の外見と比較しても、さらに数倍ゴミでクズな、あからさまなキ○ガイの巣窟だった。
廃材を加工して作られたジャンクアートや、壁に飾られた大量のノコギリ類。ふと覗
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