【HHM参加作品】しろいろさんと大森靖子さん/佐藤真夏
で、身を削りながら戦っていると思うと痛々しいですね。本来のわたし(=チョコレート)を弾丸としてぶっ放してしまいますから、戦えば戦うほど、中身が消費され、空っぽに近づいていくのでしょう。それを「さがしに」(=回収しに)いくために戦いを放棄するのでしょうから、ここから見えてくるキーワードは、成熟の拒否というよりは欠乏感や危機感からくる〈混乱〉、また、そもそも成熟に価値を見出せないという〈虚無感〉ではないでしょうか。
次に、大森靖子さんの歌を聴きながら〈子ども〉というものについてよくよく考えていきたいと思います。
大森靖子「君と映画」「プリクラにて」
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