【HHM非参加作品】それでも現代詩の発展に期待する/KETIPA
 
す(ちなみに「空が分裂する」のあとがきは個人的に傑作だったので、このあとがきを読めただけでも買った甲斐があった)。

思えば広告もマーケティングも、いわば火おこしみたいなもんだと思う。テレビや雑誌や新聞やネット記事やらで、発火させてあちこちに飛び火させ、話題や関心の炎を拡げていく。音楽であれば、それこそ音楽番組、ドラマや映画の使用曲、有線放送、音楽雑誌、音楽サイト、YouTube、ニコニコ動画など、数限りなく媒体があるわけです。さらに個人のブログやツイッターもミニ媒体となり、勝手に音楽が燃え広がっていく。音楽業界が危機的とは言われながらも、一度完成したこの延焼システムは、音楽に関心を持つ人が一
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