ぼくは立派なあほでありたいが/すみたに
思惑に賛成だといっておこうと思う。とっとと、この不幸に付いての議論を進ませてしまいたい。つかみどころがなければ、それこそ君の言う不在、不幸の状態だよ。だから、そう共有される部分が大切だと思うならそれが良いと思う。その通りだと思うんだ。
それで君の手紙を読んで最初に思ったのは、言葉の意味が食い違っていかもしれないということ。
一応、僕の意図した意味を書いておくね。
ハイデガーによると、
語源からrealはラテン語の[res]、「もの」。
actualは動詞[agere]、「働きかける」の過去分詞[actus]の派生語。
realは〈それが何であるか〉、「本質存在」を表し。
ac
[次のページ]
戻る 編 削 Point(4)