ぼくは立派なあほでありたいが/すみたに
 
謝は一層申し訳なさへと変わっていってしまう。
たしかに受容を求めてはいる、
 働きかけたくて、活躍したいとも思っている、
 けれども認知の歪みや、虚気=移ろ気によって失敗する。迷惑をかける。何も変えられない。

単一的な評価基準によって、「恵まれている」と断定し、不幸を抱える人たちのもつ「苦しみ」から眼を逸らし、挙句の果てに批判したり貶めたりすることまでする人々がいる。単一的な現象に従って、「君はまだましだ」と断定し、不幸を抱える人たちのもつ「苦しみ」から眼を逸らし、挙句の果てに批判したり音閉めたりすることまでする人々がいる。そういう捨て置かない人々は、苦しみの沼に溺死させようとしている
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