(批評祭参加作品)僕らは皆生きている〜かにクラブ「コウモリの森」/たもつ
 
きている」という歌があるが、僕ら人間と同じようにコウモリも生きて
いる。コウモリを差別するように、他人を差別していないだろうか。そして、自分を蔑んで
いないだろうか。

>爪のあるつばさだ
>そうその手がつばさだ

僕ら人間は空を飛ぶことはできないが、「手」がある。それは生きていくため の「手」、
そして空を飛ぶ(夢を実現する)ための「手」だ(もちろん「手」のない人もおられます。
あくまでも比喩です)。

時々、ふと他の人をまぶしく感じるときがある。そして自分自身をつまらない存在と感じる
ときがある。もしかしたら、自分は日の当たらないところでいきているのではないか、とい

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