南房総ポエトリカル・アンソロジー  その2/あおば
 
も大きな影響を与えたようで溌剌として楽しい朗読であった。

 16時過ぎ、定刻に終演、外はかなり涼しくなっていて歩くのに丁度よい。30分くらいで南三原駅にはたどり着けるはずで、ゆっくりと駅に向かって歩きだしたが、ひとつ道を間違えたようで、そのうち本来の道に合流するだろうと楽観していたが、遠くに見えた目標の子安神社からも離れて、橋のない川沿いを歩いて行くうちに完全に違う方向に向かっているが、戻るには遠くに離れすぎてもうどうしようもない。




 内房線の線路の下を潜り、小さな密集した村落を抜け、村はずれの草の茂った小道を黙々と歩いて、崖沿いの
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