twitter/葉leaf
で移ろいゆき汲みつくせない存在だった だがそれはつまりは「僕」の殻が「僕と君」の殻に変態しただけ 僕と君、二人の対のエゴイズム 僕はその先へ行くために君をまた一人の別の人間として 殻の外側に降り注ぐ雨として捉えなければ
ハローワークの建物は医療機関のようだ。玄関から室内に入ると、端末で求人情報を検索している人たちがそれぞれの椅子の高さでずらりと三列に並び、仕切りで隔てられた相談窓口の列にも人が並ぶ。相談の順番待ちの人たちがソファーに腰を下ろし、次から次へと人が出入りしている。失業という病の治療。
太陽が俺をさえぎり続けた 光と形と熱すべてが俺をさえぎった なぜおれは復讐してはならないの
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