twitter/葉leaf
いのか 俺を陥れた人々社会 すべてに死を与えることは月も許さない そこで俺は復讐を諦め太陽の内側に入った 太陽の使者として人々に光を与えた そしてある時気づく この権力こそが実は復讐だったのだと
夕暮れのひと時、真夏が帰ってくる。西の空が橙色に焼け、照り返しが厳しくなるのだ。労働は速やかに汗に変換される。風が涼やかで、リンゴの実が眠たげに揺れる。少し離れたところでは鳥除けの反射テープが赤銀に閃く。気温も下がり風景の彩度も下がると電燈が点き、キャッチボールをする人たちがいる
木造りの簡素な椅子に座り、一輪車の上に積まれた枝豆の株を、一つずつ取り上げ、枝分かれした茎を外側にはがしながら豆を
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