同時多発ツイート連詩【おいしい水を】 こひもともひこ・リミックス/こひもともひこ
カラカラと機嫌良く笑い
橋脚をコツコツとからかっていた
台所のとびらをたたくものがあった
「聖書はいりませんか 大洋にでたいのです」
花がユラユラと陽の色のほほえみを揺らしていた
おわりははじまり。
丘の向こうから延々と続くのは、
歓喜の葬列か悲哀のパレードか。
荒野に流れる雫はかなしみのせいじゃない。
ただ、
あなたが、
そこに、
いるからです。
ただ、
あなたが、
そこに、
いるだけで。
ありがとう。
復縁を迫る鳥の声、
再会を示唆する地鳴り、
再起を促す風の音。
どこまでも歩くのだ、
我々のシュプレヒコールを青空の観客に向けながら。
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