同時多発ツイート連詩【おいしい水を】 こひもともひこ・リミックス/こひもともひこ
水の妖精メリザンドの儚い運命を知りながらあたかもそれのように禁断の恋の泉の水を飲んでしまったのだ野葡萄の実も食べ尽くして
少年の異言葉世界への冒険はほろ苦かった。
空白の罠や三択の道。
だぶだぶの腕時計をお守りにして。
その頃父はその詩集に導かれた。
内なる煌めく河に漕ぎだす。
言葉の妖精を追いかけて。
少年の顔で。
旅は終わり旅が始まった。
明日も晴れるや。
ママにこっそり祝杯だ。
川までお散歩しようよ、って貴方はいつも言いました。
土手にある大きな木が胡桃だよ、って教わりました。
帰り道に咲いていた黄色い花は山吹でした。
きれいだねって笑いました。
繋いだら
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