『彼女の朝』/川村 透
とか、たとえばあのテーブルクロスについて、
とか、さ。
彼女は、朝を食べる
僕は夜に食べられる
--食べたくない食べられないたべなきゃ体に悪いからでも、朝には、朝は
食べられない朝に食べられる食べられる僕は彼女に食べられる僕はもう
夜にたべられてしまった朝は僕を料理しようとするおはようございます
僕が彼女につくってあげられるのは夜のスープ朝にはさめてしまう夜に
澄むスープすぐに済むからまっていてほしい眠らないでまっていてほしい
うちに帰ったら朝まで話そう
もっともっと深く美しく食べるためにふさわしい場所をつくる計画について
手始めに僕たちの大切なあ
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