遺書にはならない足跡 2/セグメント
ないというが、私は、その考え方には心からは賛同出来ない。どうしても、それぞれの職業に対するイメージというものはあるし、私の尊敬出来る職業、私の尊敬出来ない職業というものは、申し訳ないが私の中に存在する。そして、私は自分の希望する職業にしか就きたくないというプライドがある。ただの我侭とも言えるのかもしれないが、実は私は働くことが基本的に好きではない。だからこそ、せめて、自分の希望する、自分の尊敬出来る職種に就かないと、長続きしないだろうと自己を分析している。
それは、まだ良い。少なくとも私の中では。だが、時短勤務とは言え、週三日の仕事は、結論から言えば私には、まだ早かったのだろう。時期尚早、とい
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