遺書にはならない足跡 2/セグメント
 
駆け巡った。
 前回は、「彼は、最早、大切な人なのだ」で終わっているが、昨日、この「遺書にはならない足跡」の執筆を再開するにあたって、少しだけ読み直しをおこなった。それは、どのような作風で、どのような文体で書いていたかを改めて認識する為、極力、表記揺れを防ぐ為だ。そして、最後は前述した文で終わっていることに気付いた。そして、私がしたことは、30の下に、そんなわけはない、と書き加えておいたことだ。
 半年以上の時間の間に起きたことは、多いのか少ないのか、分からない。だが、私の苦悩が多かったことは確かだ。勿論、嬉しいことも沢山、あった。私は小さなことでも大きく喜ぶことが出来る。おいしいサラダを見付
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